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mame(マメ)2016SS collectionコンセプト

Alchemist.

幼少期の思い出といえば、毎晩のように見ていた途轍もなく壮大で恐ろしい夢たちがまず思い立ちます。

ある時は世界が緑虫の一族との大戦争になったり、ある時は自分の体がどんどん木になってしまう病気になったり。自分の部屋の扉を開けると、そこは宇宙で、現実でも夢の中でも駆け回りすぎて、寝ている最中にベットからよく落ちて怪我もしたりして。

最近ではそんな恐ろしい夢も、夢遊病も随分減ってきて、自分も大人になったんだなぁと、少しの寂しさを伴った感慨に耽っていたところでした。しかし、それが、突然、前回のコレクションが終わった途端、毎晩の様に夢を見るようになったのです。

もしかしたら、これは初心に戻る暗示なのかもしれない。なんだか今の自分には、まだ夢の中のような、そんな曖昧な靄に身を任せたまま、その夢を信じてみることが必要な気がしました。それが、靄の中で自分の初心に帰り、気持ちよく眠れる場所を探し始めたきっかけです。目覚めると奄美大島。その楽園は私にさまざまな緑を見せてくれました。

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そして、島で囁かれたヒントから、次に目覚めるとアメリカに。安心に眠るための暖かな褐色の家は丸みを帯びており、広大な大地は乾いた肌色をしていました。足元を這う植物たちは私が見てきた緑とは違って淡く銀色の様な緑に見えました。

その色の事を「白緑(びゃくろく)」と呼ぶそうです。白緑の植物は照りつける太陽の下でその大地でより強く生きる為に、次なる進化として自らを白っぽく変化させていきます。

人は人生のある時点で、自分に起こってくることをコントロールできなくなり、宿命によって人生を支配されてしまうということだ。それが世界最大のうそだ。夢を旅した少年 アルケミストにはそう書いてありました。

私にとってのアルケミスト、錬金術とは服を作ること事。この夢の旅の中での出来事を私なりの錬金術で実践したつもりです。眠るという行為をもう怖いとは思っていません。現実の方が怖いこと事だって沢山あるし、私は私の戦う方法を既に知っています。

そして、今は現実でも夢の中でも、風を孕むような気持ちいい洋服が着たいと思っています。そうすれば、もっとぐっすり眠ることができるし、仮に見る夢がどんなに怖い夢だったとしても、目が覚めればきっと幸せだから。

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